「幸せになりたい」誰しもがそう思います。でも、その思いが不幸を招いている可能性もあります。
一言で幸せといっても、人それぞれに感じ方は違います。
かのヘレン・ケラーは「目が見えない、耳が聞こえない。そうしたことを体験して人は初めて、目が見えることの歓び、耳が聞こえることの歓びを知るのです」という旨のことを言っています。
心にも贅沢があります。
心が贅沢だと、抱く不満が必要以上に大きくなってしまうのです。
もし幸せを感じたいのなら、心を落ち着かせてみてください。 心を落ち着かせて瞑想に耽ってみてください。
心を落ち着かせれば、今まで見えなかった新鮮な視点で物事を味わうことがきっとできるはずです。
「生きていても、いいことは何一つない」と絶望してしまう人がたくさんいます。そういう人に対して厳しく説教する人もまた、似たような気持ちを持っていることが多いようです。
でも、幸せも希望も、本当は身近なところにたくさんあるのではないでしょうか。
ヘレン・ケラーはさらに、「目が見えてもビジョンがないことは悲惨である」とも言っています。
ここで言うビジョンとは単に希望や展望のことを言っているのではありません。
人類や地球、生きるものすべての喜びを感じることです。
こうした、身近なところに感じられる喜びが本当は一番大きいのです。
緊張や倦怠の空気にさらされ続けると、人はビジョンを見る力が圧倒的に不足してしまいます。
時には何も考えず、深く心を落ち着かせて、敏感に幸せを感じ取れるようにしていきましょう。